インターネットを利用して酒類販売を行う場合は、酒販免許が必要です。
国内向けと海外向けで免許の種類と取扱う事ができるお酒の種類が異なります。
国内向けお酒のネット販売
楽天、アマゾン、ヤフーショッピングなど国内のインターネットサイトでお酒を販売する場合は通信販売酒類小売業免許が必要です。
ヤフオクなどでオークション販売する場合やメルカリなどで中古のお酒を販売する場合でも継続して行う場合は法人・個人関係なく酒販免許が必要となります。
無免許でのオークション販売や中古販売は禁止されております。
国税庁のホームページに「フリマサイト等にお酒を出品する方」に案内が掲載されています。
実店舗を持たなくても手軽に始められるネット販売ですが、販売できるお酒の種類が限られているので注意が必要です。
販売できるお酒の種類
- 輸入酒類(外国産であれば全種類販売可能)
- 国産酒類(生産量が少ない(3,000キロリットル未満)の酒蔵の酒類のみ)*別途証明書が必要
海外向けお酒のネット販売
海外向けの場合は卸売・小売どちらの場合でも輸出酒類卸売業免許が必要になります。
海外小売は通信販売酒類小売業免許では行えないのでご注意ください。
海外では日本酒や山﨑などのウイスキーが人気で、なかなか手に入らないお酒が高額で取引されている事もあります。
輸出酒類卸売業免許は、すべての種類のお酒を販売することができるため、インターネットで国産酒を取扱う事ができるのがメリットです。
国内向け・海外向け両方でネット販売を行う場合は取扱う事ができるお酒の種類が異なりますので、サイトを分けるなど工夫が必要です。
弊所は様々なケースの酒販免許申請の経験があります。
お気軽にご相談ください。