自動販売機でお酒販売

昔は、お酒を売っている自動販売機をよく見かけましたが、最近はほとんど見たことがありません。
それもそのはずで、酒類自動販売機の数は平成7年頃から激減しています。

酒類自動販売機
*国税庁HP 酒類自動販売機の設置台数の推移より

この表で「従来型(緑色)」は、年齢確認機能が付いていない自販機のことです。
現在は、従来型はほぼ姿を消し「改良型(黄色)」と呼ばれる、年齢確認機能付きの自販機が設置されています。
スーパーやコンビニでもお酒を買うときは年齢確認があります。非対面でお酒を購入できる自動販売機は特に年齢確認機能付きであることが必須条件となります。

年齢確認は「未成年者の飲酒防止」と「飲酒運転防止」のための規制です。

自動販売機の酒販免許

お酒を自動販売機で売る場合には一般酒類小売業免許が必要です。
自販機専用の酒販免許はありません。

一般酒類小売業免許は、店舗での酒販売を前提としているので、自動販売機も店舗内か店舗の前など敷地内に置く事が原則となります。
ホテルの客室フロアーであればお酒の自動販売機設置が可能です。

設置できる自動販売機は、運転免許証やIDなどで年齢確認ができ、深夜(午後11時~午前5時)はタイマーで販売停止になる機能が付いている自動販売機でないと設置は難しい状況です。

全国的に新規の自動販売機設置が難しいですが比較的大阪局が設置台数が多く可能性がありそうです。(関東の自動販売機設置はかなり厳しいです)

酒類自動販売機の設置状況(国税局)

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