酒の販売経験はあった方が良いです。
ただし、経験がない場合は全くダメ。
というわけではなく、「酒類販売管理研修受講+経営経験等」で補完する事が可能な場合もありますので諦めずに是非ご相談下さい。
酒類販売業免許申請には、大きく4つの要件をクリアする必要があります。
1.人的要件
2.場所的要件
3.経営基礎要件
4.需給調整要件
この中で多くの場合問題になるのが、「3.経営基礎要件」の経験要件です。
お酒販売に関しての十分な知識・経験があるか?
を問われています。
お酒販売の経験がない場合、この要件がクリアできるかが大きなポイントになります。
それぞれの免許で要件の厳しさが異なりますのでご注意ください。
- 通信販売酒類小売業免許
経験その他から判断し、適正に酒類の通信販売を行うために十分な知識、経営能力及び販売能力を有すると認められる者又はこれらの者が主体となって組織する法人であること⇒酒類販売管理研修受講+経営経験等でクリア可能
- 一般酒類小売業免許
経験その他から判断し、適正に酒類の小売業を経営するのに十分な知識及び能力を有すると認められる者又はこれらの者が主体となって組織する法人であること⇒酒類製造又は販売業経験3年以上
又は
酒類販売管理研修受講+経営経験等でクリア可能 - 卸売業免許
経験その他から判断し、適正に酒類の卸売業を経営するのに十分な知識及び能力を有すると認められる者又はこれらの者が主体となって組織する法人であること- 全酒類卸売業免許・ビール卸売業免許
⇒酒類製造又は販売業経験10年以上(沖縄県の場合は3年以上)
(経営者として直接従事した場合は5年以上) - 洋酒卸業免許・店頭販売酒類卸売業免許・協同組合員間酒類卸売業免許・自己商標酒類卸売業免許
⇒酒類製造又は販売業経験3年以上 - 輸出入酒類卸売業免許
⇒酒類販売管理研修受講+経営経験等でクリア可能
- 全酒類卸売業免許・ビール卸売業免許
酒類販売経験のない場合は、まずは小売業免許からスタートし、経験を積んだ後に卸売業免許を追加(条件緩和)する方法をお勧め致します。
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