ペットと暮らすシニアライフ|ペットのための遺言書@むらかみのりこ行政書士事務所

コラム②「10年先・20年先を考えて」


2013年に動物愛護管理法が改正され、動物の所有者の責務として「終生飼養」が明文化されました。これはつまり、飼い主はペットがその命を終えるまで適正に飼養する責任があるということです。

現代では動物の寿命も延び小型犬で15歳、完全室内飼育の猫なら20歳くらい長生きすると言われています。ですから、愛犬・愛猫ライフを楽しんでおられる方も10年・20年先のことを考えておく必要があるのです。

シニア世代が愛犬や愛猫と暮らす上で不本意ながらも避けられないことは、万が一の時を考えておくことです。急な病気や入院など、もしかしたらどうしても世話ができない時がくるかも知れません。身近に頼れる身内がいる場合でも、日頃からきちんと今後のことを相談しておくことも大事です。

ワンちゃんネコちゃんにとっても、大好きな家族と離ればなれになるのは悲しいことですが、行き場を失うことはもっと深刻。

彼らは世話をしてくれる人が無ければ生きられないのですから。我が子同然と思って一緒に暮らしてきても、ワンちゃんネコちゃんは人間の子どものように自立し、独立していくことはないのです。 ペットのための遺言書作成@埼玉県戸田市

◎万が一の時の選択肢
ペットの世話を託せる人が見つからない場合、今はペットと入居できる老人ホームや短期~長期(終身の場合あり)の預かり施設もありますので、自分の身近にどんな施設やサービスがあり、費用や衛生面・評判など一度情報を集めておくのも良いでしょう。

また動物看護士の派遣などシニア世代のペット飼育をサポートしてくれる獣医師団体もありますし、万が一の際には里親探しを手伝ってくれる民間団体もあります。

どんな選択肢を用意するのかは、事前に話を聞いておくなど受け身ではない行動が必要となってきます。そしてやむをえずペットの環境が変わることがあった時、動物も人も少しでも不安やストレスが軽減できるよう、日頃から準備しておくことが大切ですね。

コラム③「トレーニングとルール」

ペットのための遺言書@むらかみのりこ行政書士事務所へのお問合せはこちら

ページトップへ